こんにちは、インフラエンジニアのれおです。
- 研究室の選び方が分かる
- 研究室配属の選考方法が分かる
- 希望の研究室に入るためにやるべきことが分かる
- 研究室に入れなかった時にどうするかが分かる
今回は、研究室の選び方と希望研究室に配属されるためにやるべきことについて解説していきます。
研究室の配属は、理系大学生にとって命運を左右するようなイベントになります。研究室選びに失敗して研究室に行きたくなとなることはよくあることです。
そうならないためにも、しっかり対策していきましょう。
私は、理系大学生の頃希望の研究室・理想の研究室に入れたため、その経験をもとに解説させて頂きます。
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研究室を選ぶポイント
まずは、研究室を選ぶポイントについて紹介していきます。
下記のようなこと意識して研究室を選びましょう。
- 興味のある研究内容なのか
- どのような教授か
- プライベートがあるのか
- 設備や予算が充実しているのか
- 実績のある研究室なのか
詳しく説明していきます。
興味のある研究内容なのか
必ず興味のある分野、もしくは苦手でない分野を選ぶようにしましょう。
全く興味のない研究内容だとつまらないと思います。
ただ、興味のある分野がある人はそれで良いですが、なかなか特定の研究内容に興味を持てないという方も多いのではないかと思います。
なので、この分野の授業は楽しかったな、この分野の勉強は苦手でないなといったところで選ぶと良いと思います。
研究室の内容は、就活に少なからず関係してきます。大学院に進学する人は特にです。
その上で研究内容を選ぶことがポイントです。
苦手な分野・興味のない分野を選んでしまうと、かなり大変だと思います。
少しでも得意で興味を持てそうな分野を、授業や研究室訪問を通して見極めるようにしましょう。
どのような教授か
研究室は、大袈裟ではなく教授の絶対王政となっていることがほとんどです。
いくら研究が楽しくても教授の方針や人間性が自分に合っていないと、苦痛になってきます。なかには、理不尽な嫌がらせのような行為や暴言を吐いてくるような教授もおられます。
そのため、研究室を選ぶ上で教授や助教授は、重要なポイントになります。
どのような教授か、自分に合う教授なのか見極める方法は下記の2つです。
【教授の見極め方法】
- 所属している研究室の先輩へのヒアリング
- 授業での印象
自分に合った教授のもとで指導を受け、のびのびと研究に没頭できるような研究室を選びましょう。
プライベートがあるのか
プライベートの時間が取れる研究室であるか確認しましょう。
特にコアタイムや長期休みがある研究室かどうかは、配属後重要になってきます。
学生なので、サークル活動やアルバイトの時間も必要になりますね。
しかし、長期休みの存在しない研究室もなかには存在するので、先輩や研究室訪問で確認して下さい。
下記の記事にて研究室の夏休み事情について紹介しているので参考にして下さい。
下記の記事では、研究室おすすめのアルバイトについても紹介しています。
設備や予算が充実しているのか
研究するためには、当然ですがお金が必要になってきます。
年間どれくらいの予算があるのかは、教授や助教授にヒアリングしておくか、研究室訪問で設備が充実しているか確認しておきましょう。
私の所属していた研究室は、資金はそこまで多くないものの研究室独自のサーバーを所有していたので、研究室に入る1つの理由になりました。
修士・博士課程の先輩がいるかどうか
修士・博士課程の先輩がいるかどうか、もしくは多いか少ないかは、意外かもしれませんが研究室を選ぶ上で重要になります。
その理由は、研究室に配属されると同じ研究分野の先輩が直属の先輩となり、指導や研究内容の引き継ぎなどしてくれるからです。
私自身も、修士・博士課程の先輩にはかなり助けて頂きました。
研究で分からないことやうまく進まないことがあると、まず最初に修士・博士課程の先輩に質問することになります。
頼れる先輩がいるかどうかは大事なポイントになりそうです。
実績のある研究室なのか
就職活動を意識して実績のある研究室、もしくは有名な研究室を選ぶようにしましょう。
ここだけの話、理系学生には研究室推薦というものがあります。さらにその推薦は、実績のある研究室に多く集まっています。
研究室に実績があるかどうかは、その研究室の学生の論文、もしくは教授の論文を確認するようにしましょう。
研究室配属の選考方法
研究室を選ぶポイントが分かったので、希望の研究に入るために選考方法をみて行きましょう。
研究室配属の選考方法は以下の5つになります。
- 希望の優先順位
- 成績順
- 大学院に進学する気があるかどうか
- 志望動機
- 教授との面談
希望の優先順位
学生がどこの研究室を希望しているか、希望調査をとられます。
私の大学では、第1希望から第5希望まで聞かれ、第1希望同士の学生が定員より少ない場合は第1希望の研究室に配属されました。
希望の研究室を複数聞かれることがあるので、そのつもりで研究室を選んでおきましょう。
成績順
人気の研究室になると定員があふれてしまいます。
そうなると、成績順で決めることが多いです。
成績の高い人は、希望度の高い研究室へ低い学生はそれ以外へ、、、といったことになります。
私の大学では、1年〜3年までのGPAの平均で判断されていましたが、直近1年の成績で判断する大学もあるようです。
修士・博士課程に進学する気があるかどうか
研究室の教授としては、できるだけ長く研究室で研究を頑張ってもらいたいものです。
そのため、修士や博士課程に進学するかどうかは聞かれます。
もちろん、より長く研究室で研究を続けてくれる学生は、配属に有利になります。
志望動機
研究室に配属する際に、志願書を提出することが多いです。
的を得ない志望動機を書いてしまうと、それだけで研究室に入れないことがあります。
研究訪問やHPを参考にして洗練した志望動機を作成しましょう。
志望動機の書き方を例文付きで解説した記事は下記になります。
教授との面談
少ないかもしれませんが、特に人気研究室では教授面談をする研究室も存在します。
ここで研究したい理由を論理的に熱意を持って話すと良いでしょう。
その際に、研究室から出している論文も事前に読んでおき、アピールするようにしましょう。
希望の研究室に入るためにやるべきこと
研究室の選考方法について紹介してきました。
ここからは、そのためにすべきことを紹介していきます。
- 良い成績を残す
- 研究訪問をする
- 洗練された志望動機を作成する
- 希望研究室の教授に気に入られる
良い成績を残す
希望の研究室に入るために最も重要なことは、良い成績を取ることです。成績順で学生を取る大学が多いと思います。
希望する研究室がある際は、それを意識して1年、2年の頃から怠ることなく勉強を頑張ることが必要です。
研究室訪問をする
研究室訪問に参加し、教授に面識を持ってもらったり、所属している研究室の学生にここだけの話もたくさん聞き出しましょう。
研究室も訪問には、カジュアルな服装で参加可能です。
必ず質問はしよう!
事前に質問内容を考えておくと良いと思います。
洗練された志望動機を作成する
選考方法のところでも述べたように、洗練された志望動機が必要になります。
熱意が伝わることも大事ですが、教授はかなり論理的なので志望動機も論理的に矛盾がないように作成しましょう。
配属先の情報を収集する
配属先の情報をなるべく多く収集しておくことがあげられます。
例えば、学年によっても希望する人数や募集する定員が異なってくるので、可能な限りで良いので調べるようにしましょう。
また、面接で聞かれやすい内容や教授が重視することが分かれば、対策しやすく面接が有利になります。
教授に気に入られる
研究室の配属は教授の裁量権が大きため、教授に気に入られていると研究室に入りやすくなるでしょう。
研究室訪問や授業終わりに質問に行き、積極的に話かけること大事です。
希望の研究室に入れなかった場合
研究室に入るためにすべきことを紹介してきましたが、それでも希望する研究室の選考に落ちたということがあります。
落ちたときは、かなりショックかと思うので対処方法を考えました。
修士課程に進学する際に希望の研究室へ
大学院に入るときは試験を受けることになりますが、成績次第で希望する研究室に入りやすくなります。
そのため、学部では第1志望の研究室に入れなくても、その後の頑張り次第でまた入れる可能性が大いにあります。
まずは、修士課程の先輩に相談してみましょう。
配属された研究室で研究に没頭する
希望していた研究室ではないかもしれませんが、真剣に取り組んでみると意外と面白いものです。
もともと全く興味の持てなかったことでも、「もっと深く知りたい」「探求したい」となるかも。
前向きに1度研究と向き合うことも良いかもしれません。
まとめ
今回は、研究室の選び方と希望の研究室に配属されるためにやるべきことを解説しました。
研究室を選ぶ上で大切なポイントを参考にしながらも、希望の研究室に入るために良い成績を取り準備をしておきましょう。
自分が研究に集中するために、予算や設備をヒアリングしよう!!