こんにちは、インフラエンジニアのれおです。
- 研究室に行かなくて良い理由を知りたい
- 行きたくないときの理由を知りたい
- 行きたくないときの対処法を知りたい
私は、元理系大学生で研究室に、所属していました。
研究室は、ほんとうに大変で行きたくないと思うことも多々ありました。
そんな私が、研究室に行きたくない時の対処法を解説します。
研究室に行きたくない人は多い
研究活動にストレスや悩みを抱えて、研究室に行きたくない人は多いです。
大丈夫です、あなただけではありません。
実際の大学院生を対象に、全国大学生協連によって行われた「第12回全国院生生活実態調査」によると、研究活動にストレス・悩みがある人は、46.4%にも上りました。
また、自由記述による大学院生の声では、理系学生なら共感できる様々な悩みがありました。
現状、研究室に入ると研究室に1日の大半を費やし、バイトなどする時間もありません。毎日ギリギリの生活を送っており、切羽詰まっています。その上、研究は手を抜けない状況で、中途半端な結果を出せません。(理工系/修士/2年/男/自宅外・下宿)
https://www.univcoop.or.jp/press/life/report_m12.html
教授のパワハラ、アカハラ、モラハラがあまりにひどく、不登校気味やうつになる人が後をたたないため、風通しを良くしてほしい。大学の相談センターは学生ではなく教授を守るので第三者的な機関を設置してほしい。(理工系/修士/2年/女/自宅外・下宿)
https://www.univcoop.or.jp/press/life/report_m12.html
卒業必要単位数を満たすために取る授業の数が多く、授業毎にだされる課題に追われるほか、バイトもあるため研究に時間を十分に充てることができない。(理工系/修士/1年/自宅)
https://www.univcoop.or.jp/press/life/report_m12.html
つらいのは、自分じゃない。
研究室に行きたくないのは、自分だけでないと思うことで少しだけ頑張れる気がしないでしょうか。
大学院生の半数が、研究活動で悩みやストレスを抱えてるんだね。
研究室に行かなくても良い理由
- 教授も卒業させたい
- 過去の卒論を使い回しできる
- 就活を言い訳にできる
研究室に行かなくても卒論、修論さえ提出すれば卒業はできます。
ただし、修士号や学士号に関してだけです。
博士号が卒業する場合は、学会で認められた論文が必要なので博士はしっかり研究しましょう。
教授も研究室を卒業させたい
教授としても、生徒を卒業させることは重要です。
他の研究室と比較して卒業する学生が少ないと悪評が広まり、新たな学生が集まらなくなります。
卒業させないと、次年度もやる気のない生徒や優秀でない生徒が残り、教授にとっても好ましくない状況となります。
結局、教授が生徒を卒業させないことには何の利点もありません。
私が所属していた研究室では、卒論の締切が近くなるとチェックが甘くなりました。
ちなみに私の研究室では、卒業できなかった人はいませんでした。
過去の卒論を使い回しできる
研究室へ行ってなくても、卒論を完成させる方法があります。
過去の先輩のデータを流用したり、過去データを組み合わせて新しい方向性でまとめることで論文を作成できます。
実際、卒業生の論文にも新規性がないことが多いです。
研究室の卒論に関しては、『研究室で卒論が認められないことはあるの?卒論を進めていく上でのポイントを紹介します』の記事が参考になります。
私の同期でも、それで卒業できるの?みたいな卒論を書いていた人もいました。
卒論の最終プレゼンでも、卒論で書いた内容をプレゼンでまとめれば大丈夫です。
就活や内定者研修を言い訳にできる
就活や内定者研修を言い訳にすると、研究室に行かなくても認められます。
就活でインターンに行くので、1週間研究室を休みますといえば、教授も認めざるをえないでしょう。
仮に、認められなければ大学の就職支援センターに相談しましょう。
大学側は、良い企業に就職にした実績が欲しいので、力になってくれるでしょう。
また、すでに内定が決まっているものであれば、内定者研修も理由になるでしょう。
理系大学生におすすめの就活サイトは、『【理系学生】おすすめの就活サイト3選!効率的な活用方法も解説』が参考になります。
研究室に行きたくない理由
- 研究がつまらない
- 研究で成果が出ない
- 教授と合わない
- 学生同士の関係が上手くいかない
まずは、研究室に行きたくない理由を明確にしましょう。
行きたくない理由を考えてみました。
研究がつまらない
研究するより、自分の好きなことをして過ごす方が楽しいですよね。
「研究が大好き」「研究が趣味」
のような人はかなり稀だと思います。
しかし、研究を進めておかないと後々しんどくなります。
短時間でも良いのでとりあえず研究室に行ってみましょう。
研究室に行くと周りにも研究しているので、自分もやる気になるときが多いです。
行ってみてやる気が出なかったら、すぐに帰りましょう。
研究で成果がでない
研究で成果が出ないと、「焦りや」「教授からのプレッシャー」を感じるでしょう。
研究生であれば誰もで経験する出来事なので、
過度に思い詰めず気持ちに余裕も持って、できることからやりましょう。
- 問題を詳細に箇条書きする
- 解決策を考え、教授や先輩に確認してもらう
- 解決策を実行する
また、成果がでないことが必ずしも悪いことではありません。
なぜ、失敗したのか結果を分析して、その考察論文としてまとめることができます。
何の進捗もなかった時のミーティングの乗り切り方は、『ミーティングで話すネタがない人必見!研究室のミーティングを乗り切る方法!』が参考になります。
教授と合わない
大学の教授は、癖のある人も多いです。
研究室は、非常に閉鎖されたコミュニティなので、教授と合わないとかなり苦労します。
また、教授が厳しすぎて
「過度なプレッシャー」「厳しい指導」
を受けるかたも多いです。
教授と良好な関係を構築するために、下記のことを心がけましょう。
- アドバイスや助言は素直に受け入れる
- 報告・連絡・相談をこまめに行う
- できないことはきちんと断る
Yesマンになるのではなく、出来ないことを断ることが重要です。
なぜ、できないか論理的に説明できるように準備しておこう。
学生同士の関係が上手くいかない
学生同士の関係がうまくいかないと非常に憂鬱です。
自分に問題があるのか、相手に問題があるのか再度見つめ直すことが重要です。
どうしても仲が改善できない場合は、1人で研究に没頭しましょう。
この人とは合わなかったと、割り切る方が気持ちも楽です。
研究室に行きたくない時の対処方法
- 卒業まで我慢する
- 学生生活無料相談テレホンに相談する
- 別の研究室に移動する
- 研究室を辞めて就職する
研究室を行きたくない時の対処方法をまとめてみました。
卒業まで我慢する
卒業がもう少しであれば、卒業まで我慢するという方法があります。
無理するのは、ダメですが多くの学生がこれかと思います。
ただし、研究の大変さを周りと共有したり、休日に息抜きすることが重要です。
研究室以外のコミュニティが少ない人は、アルバイト先で新しいコミュニティを形成するといいかもしれません。
忙しい人向けのアルバイトをまとめました。
おすすめのアルバイトについては、『忙しい研究室でおすすめのアルバイトをまとめました』が参考になります。
学生生活無料相談テレホンに相談する
どうしても現状を自分で変えるのが難しそうな人は、
大学生協が運営している『学生生活無料健康相談テレホン』に相談しましょう。
24時間365日無料で相談で相談でき、大学生協が運営していることもあり、非常に安心できると思います。
大学の相談センターではなく、外部へ相談しよう。
あくまでも、大学は教授の味方なので悩みによっては、頼りにならない場合があります。
別の研究室に移動する
あまり知られていませんが、別の研究室に移動することができます。
変更するときは、下記の流れになることが多いです。
- 学科長に相談
- 空きがある研究室を探す
- 希望研究室を訪問
- 指導教員に意思共有
- 移動先の研究室と学科長に報告
研究室を変えることで、今ある抱えている問題をなくすことができ非常におすすめです。
研究室を選ぶ権利は学生にあるということを忘れないでください。
研究室選びを失敗しないように、研究室の選び方を理解しておこう。
研究室の選び方は、『研究室の選び方と希望の研究室に配属されるためにやるべきことを紹介!!』が参考になります。
研究室を辞めて就職する
おすすめしませんが、修士学生は研究室を辞めることもできます。
学士は、何としても卒業しましょう。
修士で卒業することより、自分の体が一番大切です。
修士で卒業しなくても、理系学生というだけで就職ではそれだけで重宝されます。
そのため、研究室を辞めて就職する方法も頭の中に置いておきましょう。
まとめ
今回は、研究室に行きたくない理由、対処方法を紹介しました。
研究室で悩んでいる学生は、非常に多いです。
自分に合った対処方法を選択して、対応していきましょう。