こんにちは、インフラエンジニアのれおです。
- LinuCを取得するメリットを知りたい
- LinuCとLPICの違いを知りたい
- LinuCとLPICどちらを取得すべきかを知りたい
このような悩みを解決していきます。
Linux技術者認定を取得を検討されている方に向けて、Linux技術者認定のメリットやLinuCとLPICどちらを取得すべきか解説していきます。
私は、検討した結果LinuCを取得したのでその理由と、現役のエンジニアという視点でも解説させて頂きます。
おすすめの勉強方法は、『LinuCレベル1を最短で合格するための勉強方法や難易度を解説!』を参考にして下さい。
LinuC(LPIC)のメリット
まずは、Linux技術者認定のメリットを解説します。
- Linuxに関する知識が得られる
- Dockerやクラウドなどの流行の技術が学習できる
- 転職や就職に有利に働く
- 会社にアピールでき、昇給や昇格に繋がる
Linuxに関する知識が得られる
Linuxに関する資格ということで当然ながらLinuxに関する知識が身に付きます。
Linuxは、国内サーバーのシェアが80%もあり、さまざまなものがLinuxベースで動作しています。
Linuxの学習はスルーされがちですが、Linuxを勉強しておけば無駄になることは、ほんとんどないと思います。
LinuCを学習するするために、おすすめの書籍は『【2022年】LinuCおすすめの参考書3選を現役インフラエンジニアが解説!』で紹介しているので参考にして下さい。
Dockerやクラウドなどの流行の技術が学習できる
Linuxだけでなく、近年流行の技術であるDockerやクラウドに関する知識も問われます。
エンジニアにとって流行りの技術を勉強することは、重要です。
試験の学習を通じて学習してみると良いと思います。
Dockerに興味がある方は、『【初心者向け】DockerでUbuntuを環境構築する方法』の記事が参考になります。
転職や就職に有利に働く
インフラエンジニアとして転職したい方は、保有しておくと有利になります。
また、学生でLinux技術者認定を取得する人はなかなかいないと思うので、就活時点で保有していると他の学生との差別化になり就活に有利に働きます。
有利に働く理由としては、下記の3つがあります。
- Linuxを中心とした技術を保有している証明になる
- 資格として広く認知されている
- インフラの勉強をしていることが分かるため
ITエンジニアにとって資格は、必要ないと言う方は多いと思いますが、経験の浅いうちは客観的に技術力を証明しやすい資格が有利には働きます。
未経験でも資格を取得していると転職する際には、良い影響を与えてくれるでしょう。
会社にアピールでき、昇給や昇格に繋がる
現在エンジニアとして働いている人は、社内での評価にも繋がるります。
会社によっては、資格手当をもらえる会社もあるでしょう。
私が資格を取得したとき感じたことは、Linux技術者認定は業界でもかなり認知されており、プロジェクトのアサインを迷っている際の決め手になるのではないかと思いました。
LinuCとLPICの違い
ここからは、LinuCとLPICの違いについて解説していきます。
要点で見る違い
項目 | LinuC | LPIC |
運営元 | LPI-Japan | LPI日本支部 |
設立年数 | 2018年 | 2000年 |
特徴 | 国内に特化 | グローバル |
知名度 | 低い | 高い |
難易度 | 同じ | 同じ |
大きな違いとしては、LinuCは国内向けの資格に対し、LPICは世界共通の資格になります。
設立年数が浅いこともあり、知名度はLPICの方が高いです。
実際、私の会社でもLinuxの認定資格といえば、LPICという感じでLinuCを知っている方はいなかったです。
試験範囲の違い
LinuCには、LPICと違い下記の3つの範囲が、追加されたことが最大の違いと言えるでしょう。
- 「仮想マシン、コンテナ対応」(レベル1、レベル2)
- 「オープンソースの文化」
- 「システムアーキテクチャ」(レベル2)
この3つが新領域ではありますが、他にも変更されている部分はあります。
3つと今の時代に必要な学習範囲と言えるでしょう。
後から設立されたLinuCは、LPICより今の時代にあった試験範囲となっている。
また、LinuCは現場でよく使うようなコマンドを出題するように見直された。
Googleトレンドでみる検索トレンド
GoogleトレンドでLinuCとLPICの検索トレンドをチェックしてみましょう。
青がLinuC、赤がLPICといった感じです。
国内での検索トレンドを比較しても、LPICの方が検索ニーズが高いことが分かります。
LinuCとLPICどちらを取得すべきか?
結論としては、今からLinuxの資格取得を考える方であれば、基本的にはLinuCを取得すべきです。
しかし、今すぐ転職を考えられている方や外資系企業で働かれている方であれば、知名度が高くグローバルなLPICの方が良いでしょう。
LinuCができた経緯を含めて理由を詳しく説明していきます。
国内市場向けのLinuC
Linuxは、世界中で使用されているため、各国で人気のLinuxディストリビューションが違うなど、地域性に左右されるOSと言われています。
そのため、LPI-Japanはそのような点を改善しようと設立されたため、日本市場に最適化された資格となっています。
裏を返せば外資系勤務の方や、海外でエンジニアとして活躍したい人であれば、LPICがおすすめです。
LPICテストの情報漏洩問題
LPICは、過去に試験問題が漏洩するという事件が起こっています。
海外で起こった出来事ですが、資格としての信頼にかかわる出来事です。
その点、LinuCはLPI-Japanは日本で試験問題を管理することで、セキュリティの高さを追求しました。
求人は、LPICが多い
LPICは、歴史のある資格でかなり知名度のある資格になります。
そのため、LinuCと比較するとLPICの方が求人が多いです。
求人サイトのindeedさんで確認すると、求人検索結果は次のような結果でした(2022年12 月13日現在)
- LPIC→23,092件
- LinuC→5,774件
現時点は、LPICの方がかなり求人が多いので、今すぐの転職を考えられている方であれば、LPICをおすすめします。
インフラエンジニアとして転職したい方であれば、CCNAという資格も知名度が高く、転職に有利に働く資格なのでおすすめです。
CCNAが転職で活かせるのかについての記事は、『現役エンジニアがCCNAのメリット!転職で有利になるかを解説!!』が参考になります。
まとめ
- Linuxに関する知識が得られる
- Dockerやクラウドなどの流行の技術が学習できる
- 転職や就職に有利に働く
- 会社にアピールでき、昇給や昇格に繋がる
資格を取得するのであれば、基本的には、LinuCがおすすめです。
ただ、外資系勤務の方や今すぐ転職を考えられている方であれば、LPICがおすすめです。
今回は、LiunCとLPICを比較してきましたが、どちらもすごく良い資格で独学での合格が可能です。
私が実際にした勉強方法については、『【合格体験記】LinuCレベル1に合格した勉強方法』が参考になります。