LinuC

【合格体験記】LinuCレベル1に合格した勉強方法

こんにちは、インフラエンジニアのれおです。

この記事では
  • LinuCレベル1を効率良く勉強する方法がわかる
  • 使用した学習教材がわかる
  • 自分なりの学習計画を立てることができる

このような悩みを解決していきます。

私は、3ヶ月程度かけてLinuCレベル1を取得しました。

LinuCを取得することで、基礎的なLinuxおよびサーバー構築の知識があることの証明となるので、非常におすすめな資格です。

私の学習方法を参考にして、自分なりの学習方法を確立して資格取得を目指しましょう。

試験範囲

LinuCレベル1試験に認定されるためには、『LinuCレベル1-101』と『LinuCレベル1-102』を取得する必要があります。

学習計画を立てるうえでも、それぞれのテスト範囲はおさえておきましょう。

101試験

■Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用

■ファイル・ディレクトリの操作と管理

GNUとUnixのコマンド

リポジトリとパッケージ管理

ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム

101試験では、かなりの量のコマンドを覚える必要があるので、暗記が苦手な方は注意が必要です。

102試験

■シェルおよびスクリプト

■ネットワークの基礎

■システム管理

■重要なシステムサービス

■セキュリティ

■オープンソースの文化

102試験では、ネットワークの勉強が初めて、もしくは苦手という方は『ネットワーク基礎』の勉強に時間を割く必要があると思います。

筆者のスペック

Linuxは、大学の研究で1年ほど使用していため、未経験というわけではありません。

ただ、使用してはいましたがそこまで詳しくは勉強したことがないという状態でした。(『ls』や『cd』などの簡単なコマンドは知っている程度です。)

また、CCNAを取得していたため、102試験ではネットワークの知識が役にたちました。

学習時間

冒頭にも記載しましたが、ゆるゆると勉強していたこともあり、合格するまでに3ヶ月程度かかりました。

ちなみに、LinuCレベル1の平均的に合格期間は、1〜3ヶ月です。

学習期間3ヶ月
学習時間平日(2-4h)、休日(平均5h)

学習方法

ここからは、私が行った実際の勉強方法を紹介します。

勉強方法
  1. 『あずき本』をDockerの仮想環境で動作を確認しながら、一通りの内容を理解する
  2. 『Ping-t』で問題を解く
  3. 『スピードマスター問題集』で問題を解く
  4. 『あずき本』の模擬試験を解く

ちなみに、101試験も102試験も同じような手順で学習しました。

①『あずき本』をDockerの仮想環境で動作を確認しながら、一通りの内容を理解する

まずは、この『Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応 』(通称:あずき本)で一通り内容の理解と、DockerのLinux環境で動作を確認しながら学習を進めました。

試験を実施している『LPI-Japan』が公式に認定している教材で、解説の分かりやすさや問題の質も信頼できます。

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LinuCの対策本では売り上げNo.1の書籍で、各章ごとに章末問題と模擬試験があったので、かなり助かりました。

資格を取るだけでなく、実務などでLinuxを使えるようになることが目的であれば、書籍に添いながらLinux環境使っての動作確認することを推奨します。

仮想環境の構築手順に関しては、別途記事を書く予定です。

②Ping-tで問題を解く

『Ping-t』という学習サイトを用いて、模擬試験で6〜7程度取れるまで問題を解きまくりました。

Ping-tとは、登録者30万人超えのIT試験に特化した学習サイトになります。

「コマ門」と言われるコマンドを記述するような問題集もあるので、試してみるのも良いと思います。

Ping-tのついては、『Ping-tとは?評判、料金、使い方をPing-t愛用者が徹底解説!!』で詳しく解説しているので参考にして下さい。

Ping-tとは?評判、料金、使い方をPing-t愛用者が徹底解説!!今回は、IT系の資格を勉強するためのサイトとして有名な「Ping-t」の評判、料金、使い方について愛用者の私が紹介させて頂きます。私自身もCCNA、LinuCを勉強するために活用させて頂きました。その際の経験を踏まえて解説していきます。...

③『スピードマスター問題集』で問題を解く

『Linux教科書 LinuC レベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応』でさらに問題を解いて、アウトプットしました。

Ping-tと実際の試験では、問題の傾向が少し異なるという体験記があったため、本問題集を購入し学習しました。

Ping-tと両方やってみた感想としては、下記の2点より『Linux教科書 LinuC レベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応』の問題集をおすすめします。

  • 『LPI-Japan』公認問題集ということもあり、傾向を掴めている
  • 暗記より理解やログを読み取る思考力を問われる問題が多い

ただ、Ping-tも非常に良い問題集なので、無料で学習できる101試験だけでも利用すると良いかと思います。

『あずき本』の模擬試験を解く

最後に『あずき本』の模擬試験を解きました。

だいたい、8割程度取れたのでそのぐらい取れたら十分だと思います。

ここまで解いたけど、さらに問題を解きたいという方は、『LinuCレベル1-101確認問題20選!実力試しに解いてみてください』記事で確認してみて下さい。

本番の試験と同じような問題傾向になっていると思います。※同じ問題がでるとは限りませんが。

LinuCレベル1-101確認問題20選!実力試しに解いてみてください今回は、LinuCレベル1-101の確認問題を用意したので、現在の習熟度を確認するために使って頂けたらなと思います。 私自身、LinuCレベル1-101を受験した経験から重要な問題だけを厳選しました。 LinuCの過去問は非公開となっています。そのため、参考書などの模擬試験をやり終えた方は、実力試しに解いてみてください。...

試験を振り返っての感想

私は、かなり石橋を叩くタイプなので合格まで3ヶ月かかりました。しかし、LinuCレベル1は、1ヶ月程度での学習期間で合格可能だと感じました。

取得して損なしの良い資格!!

Linuxに関する知識の他にも、仮想化技術やネットワークについての知識を体系的に学習できたため、業務でも非常に役に立っています。

また、LinuCやLPICといったLinux関連の資格は、資格として確立されているため社内でも評価されやすいと感じました。

以上の2点より、自分のキャリア形成に繋がる良い資格だと思いました。

暗記が重要になる

LinuCレベル1に合格するためには、暗記が重要になると感じました。

そのため、私はできるだけ手を動かしてコマンドを打ったり、問題を解いたりと、アウトプットを多くしました。

自分に合った暗記方法で確立しましょう。

とはいえ、実務で求められることは「暗記力」ではないのでそこは、注意が必要だと感じました。

記述式の問題が思っていたより少なかった

LinuCでは、選択問題とファイル名やコマンドを問われるような記述式があります。

私は、かなり記述式の問題を恐れていたため、Linuxでコマンドを叩いたりしていましたが、記述問題が予想より少なかったです。

101試験5問くらい
102試験3問

ただし、問題は人によっても違うと思うので注意が必要です。