こんにちは、インフラエンジニアのれおです。
- LinuCレベル1の勉強方法についてわかる
- LinuCおすすめの学習教材がわかる
- LinuCの難易度がわかる
このような悩みを解決していきます。
この記事を読むことでLinuCの効率的な勉強方法が分かります。
私は、LinuCレベル1に3ヶ月で合格しました。
その経験をもとに、再度もう一度未経験から受験するのであれば、このように勉強するという視点で解説しています。
私が、試験のために実際に行った勉強方法は、『【合格体験記】LinuCレベル1に合格した勉強方法』で解説しているので参考にして下さい。
LinuCとは?
LinuCとは、Linuxの認定試験を実施しているNPO法人、LPI-Japanが独自に作ったテストです。
正式名称を「Linux技術者認定試験 LinuC」(英名:Linux Professional Certification、読み:リナック)といいます。
LinuCは、Linuxの技術力を証明するために有効なIT資格です。
LinuCの試験概要
- 試験の問題数は約60問(記述問題あり)
- 試験時間は90分
- 試験会場は、全国のテストセンターもしくは自宅や職場からのオンライン受験
- 800点中、480点以上で合格
- 有効期限は5年間
レベル1を受験した感想としては、試験時間が足りず焦ることはないと思います。
また、1度解いた問題でも戻ることができるので見直しもできます。
試験時間に余裕があるので、しっかり見直しをしましょう。
試験中に自信のない問題は、チェックをつけておくと見直ししやすいです。
LinuCの合格率
LinuCの合格率は公表されていません。
ただ、合格点の目安としては、65〜75%程度の正解率で合格になると公式に発表されています。
受験料と申し込み方法
LinuCの受験料は、全てのレベル共通で1試験あたり16,500円(税込)です。
1試験16,500円なので、LinuCレベル1だと101試験と102試験に合格する必要があります。
そのためかかる費用としては、33,000円(税込)なので注意が必要です。
LinuCの申し込み方法は、『LinuCの申し込み方法・試験日・受験料を画像付きで解説』を参考にしてください。
LinuCの過去問
LinuCの過去問は公開されていません。
しかし、LPI-Japanが公式例題を公開しているので、その問題をやってみるのもと良いと思います。
→例題と解説 – Linux技術者認定 LinuC | LPI-Japan
また、LinuCの標準的な問題としては、『LinuCレベル1-101確認問題20選!実力試しに解いてみてください』が参考になります。
LinuCを取得するメリット
LinuCを取得するメリットは下記なります。
- Linuxに関する知識が得られる
- Dockerやクラウドなどの流行の技術が学習できる
- 転職や就職に有利に働く
- 会社にアピールでき、昇給や昇格に繋がる
これからインフラエンジニアを目指そうと考えている方にとって、間違いなく有利に働く資格でしょう。
私は、LinuCを取得することで会社の上司からも認められ、資格手当も頂きました。
Linux認定試験は、IT業界でもかなり有名な資格であるため、資格を取得するメリットは大きいと感じました。
Linux認定試験のメリット、LPICとの比較などは、『【2023年】LinuCメリット|LinuCとLPICどちらを取得するべき?現役エンジニアが解説!』が参考になります。
LinuCレベル1の難易度を解説!独学でも可能?
未経験からでも正しい学習方法をすると、必ず合格できます。
標準的なLinuCの勉強期間は下記になります。
資格 | 勉強期間 |
LinuCレベル1 | 1~3ヶ月 |
LinuCレベル2 | 3~6ヶ月 |
LinuCレベル3 | 1年 |
基本情報処理試験 | 2〜3ヶ月 |
CCNA | 3〜6ヶ月 |
他のIT資格と比較するとこのようになります。
私の体感ですが、
AWS SAP>CCNA>AWS SAA>>LinuCレベル1>AWS CLF
といった感覚でした。
※受けた順番にもよると思います。
この辺りの、インフラエンジニアが取得すべき資格については、『インフラエンジニア資格の取得順番とおすすめ資格4選』が参考になります。
【最短合格】LinuCレベル1の勉強方法
- 『あずき本』をLinux環境で動作しながら、一通りの内容を理解する
- 『スピードマスター問題集』で問題を解く
LinuCレベル1に合格するためには、コマンドやファイル名などが出題されるため『暗記』が重要です。
暗記するためにも、実機を利用して手を動かして学習する方法をおすすめします。
試験に合格することが目的でなはなく、実務で活かすことを目的にしましょう。
Linuxの環境に触れながら学習することで、イメージも掴みやすいと思います。
LinuCのおすすめの参考書については、『【2022年】LinuCおすすめの参考書3選を現役インフラエンジニアが解説!』で解説していので参考にして下さい。
『あずき本』をLinux環境で動作しながら、一通りの内容を理解する
まずは、この『Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応 』(通称:あずき本)で一通り内容の理解と、Linux環境で動作を確認しながら学習を進めましょう。
試験を実施している『LPI-Japan』が公式に認定している教材で、解説の分かりやすさや問題の質も信頼できます。
私自身も使用しましたが、各章ごとに章末問題と模擬試験があったので、かなり助かりました。
Linuxの環境を構築する方法としては、Dockerを利用することがおすすめです。
Dockerは、LinuCの試験範囲でもあり、初心者でも簡単に仮想環境を構築することができます。
DockerでLinux環境を構築したい方は『【初心者向け】DockerでUbuntuを環境構築する方法』が参考になります。
また、『あずき本』は中級者向けの参考書にはなるので、不安な方は『1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版』から学習するのも良いと思います。
『スピードマスター問題集』で問題を解く
問題集に関しては、『Linux教科書 LinuC レベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応』がおすすめです。
「あずき本」に続きこちらも、「LPI-Japan」認定問題集になります。
LPI-Japanの厳正な審査に合格した問題集ということもあり、本当に質の高い問題ばかりでした。
問題集を2〜3周は行い、8割以上の正答率を目指しましょう。
アウトプット中心の学習方法がおすすめ
覚えることが多い、Linuレベル1ではアプトプット中心で学習することおすすめです。
インプットよりもアウトプットを行う方が、記憶に定着しやすいのは科学的にも証明されています。
そのため、実機や問題集を利用し、アウトプット量を増やしましょう。
まとめ
今回は、LinuCレベル1の最適な学習方法について紹介しました。
最適な勉強方法は下記になります。
- 『あずき本』をLinux環境で動作しながら、一通りの内容を理解する
- 『スピードマスター問題集』で問題を解く
LinuCは未経験でも独学で合格できる資格なので、今回紹介した学習方法を参考にしてみてください。