こんにちは、インフラエンジニアのれおです。
- AWS SAP試験の概要について知りたい
- AWS SAPに未経験でも合格できるのか
- AWS SAPの勉強方法を知りたい
このような悩みを解決していきます。
私は、AWS実務未経験から2ヶ月半の勉強期間でAWS SAPに合格しました。
その経験をもとに、おすすめの勉強方法・未経験でも合格した方法について解説していきます。
AWS SAPとは
AWS SAPは、AWS試験の中でも最も難易度が高いProfessional に位置する資格です。
AWSアーキテクチャの設計やデプロイに関して高度なスキルを証明する資格であり、かなり市場価値の高い資格です。
AWS資格のメリットは、『AWS資格は意味ない?AWS資格のメリットとは?』の記事が参考になります。
AWS SAPの試験概要
試験時間 | 180分 |
試験場所 | テストセンターor自宅受験 |
受験料 | 33,000円(税込) |
問題数 | 75問 |
合格点 | 750/1000 |
AWS試験では、受験料を割引するようなクーポンや再受験無料クーポンなどが存在します。配布してない時期もありますが、必ず確認しましょう。
試験の申し込み方法としては、『AWS Certification』から「受験スケジュールを立てる」→「サインイン」→「試験の登録」で手順に沿って申し込みできます。
試験範囲
- 複雑な組織に対応するソリューションの設計:26%
- 新しいソリューションのための設計:29%
- 既存のソリューションの継続的な改善:25%
- ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速:20%
本当にAWS実務未経験でも合格できるのか
実務未経験であっても下記の2点さえ満たしていれば可能だと思います。
- AWSアソシエイトレベルの資格(知識)を保有している
- 基礎的なネットワーク/サーバーに関する知識を保有している
まだ、アソシエイトレベルの試験を受けたことがないという方は先にアソシエイトレベルの試験を受けることを推奨します。
また、ネットワーク仕組み(IPアドレス)、システムを構成するために必要なサーバーなど基本的なインフラの知識は必要だと思いました。
オンプレでは、〇〇で冗長化がAWSではこのように実現できるんだとかその辺の感覚はあって助かりました。
AWS SAAおすすめの勉強方法は、『【未経験】AWS SAAの勉強方法を分かりやすく解説!』で紹介しているので参考にして下さい
勉強前の私のスペック
- 大学では情報専攻
- 2年目SE(AWSには関わっておらず、主にマネジメント業務)
- 保有資格は、CCNA/LinuCレベル1/AWS CLF/SAA
AWSに関しては全くの実務で関わっていませんが、SAAには合格しています。
AWS SAPの勉強方法
- 動画教材or参考書で基礎知識を学ぶ
- 『Tech Stock』を8-9割程度取れるまで学習する
- 『AWS Black Belt』で重要なところを学習する
未経験であれば動画のハンズオン形式で手を動かして勉強することがおすすめです。
勉強の比重としては、とにかく問題を解くことに時間を割きましょう。
①動画教材or参考書で基礎知識を学ぶ
動画教材:『Ultimate AWS Certified Solutions Architect Professional 2023』
Ultimate AWS Certified Solutions Architect Professional 2023- SAP向けの動画&ミニ問題集
- 合格に必要な情報が網羅されている
- 2023年に最新バージョンに更新されている
- AWSの重要サービスについて分かりやすく解説
SAP特化で世界中で人気の動画講座です。
残念ながらSAP対策の動画は少なく、動画教材で学習したいという方はこれ一択になります。
図を使った説明が中心なので初心者にも分かりやすくおすすめ!!
英語が分からないと不安になる方も多いかと思いますが、自動翻訳で日本語で意味は理解できるでしょう。
セール中にUdemyを購入することでかなりお得に購入できます。
参考書:『AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル 改訂第2版』
- 新バージョン(SAP-C02)に対応した唯一の参考書
- AWSサービスを図解で分かりやすく解説している
- 章末問題と模擬試験を解くことでアウトプットできる
AWS SAPの参考書としては、これしかない王道の一冊です。
本書は、「AWS SAP」向けの試験対策教科書となっており、試験範囲を分かりやすく丁寧に解説されています。
私も本教材で学習しましたが、図解もありかなり分かりやすかったです。
ただ、サービスについて深く解説されていないため、この1冊で合格することは難しいと感じました。
①のフェーズでは、あまり時間をかけずにサラッと学習して問題を解き始めるようにしましょう。私は参考書で1週間ほど学習しました。
②『Tech Stock』を8-9割程度取れるまで学習する
- 複数資格を取得したい人には、コスパが良い
- 解説が図解されていて分かりやすい
- 豊富な問題量(SAPだけで581問)
- 問題が最新のものに更新される
AWS試験において最もおすすめな問題集が『Tech Stock|AWS WEB問題集で学習しよう』というWEB問題集です。
Teck Stockの合格体験記が非常に参考になるので、参考にしてみてください。
料金表は下記の通りになります。
ベーシク | プロフェッショナル | |
料金 | 4,480円(税抜) | 5,480円(税抜) |
科目数(AWS) | 4科目 | 11科目 |
科目数(GCP) | 2科目 | 3科目 |
総問題数 | 3000問以上 | 5,000問以上 |
購買期間 | 90日間 | 90日間 |
CLF(基礎コース) | ◯ | ◯ |
SAA(アソシエイト) | ◯ | ◯ |
SOA(アソシエイト) | ◯ | ◯ |
DVA(アソシエイト) | ◯ | ◯ |
SAP(プロフェッショナル) | × | ◯ |
DOP(プロフェッショナル) | × | ◯ |
ネットワーキング(専門知識) | × | ◯ |
セキュリティ(専門知識) | × | ◯ |
データアナリティクス(専門知識) | × | ◯ |
機械学習(専門知識) | × | ◯ |
データベース(専門知識) | × | ◯ |
SAPの問題は、プロフェッショナルのコースを購入ないといけないため注意が必要です。値段も高いですが試験合格のためには必要なお金だと思います。
『Tech Stock』の勉強方法
Tech Stockは下記のようなStepで取り組みましょう。
-
STEP1理解しながら問題集を1周する図解して理解しましょう
-
STEP22周目は#31以降から解き始めるより本番試験の問題に近い、#31以降から解きましょう。
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STEP33周目以降は、#31以降を8-9割の正答率にする#31以降の正答率が8-9割になれば、本番試験を受験しましょう。
-
STEP4まだ時間があれば、後述するBlack Beltで学習する後述するBlack Beltで知識をインプットする。
Tech Stockは1問ごとに解説が表示されます。
時間がない人orすでにある程度知識がある人は、より本番の試験に近い#31以降から学習することおすすめします。
ちなみに私も#31以降から解き、試験までに3周しました。
『AWS Black Belt』で重要なところを学習する
『AWS Black Belt』とは、Amazon Web Services(AWS)が提供する技術トレーニングプログラムの1つです。
動画形式もしくは資料で、AWSの専門家がAWSのさまざまなサービスと機能について深く理解し、専門的な知識とスキルを開発するためのトレーニングを提供します。
1つの講座が1時間弱くらいなので、苦手な分野に絞って学習しましょう。
参考までに私が学習した講座です。ほんとうに不足している知識に絞って講座を選ぶようにしました。
- Amazon API Gateway
- Amazon CloudFrontの概要
- Amazon Route53 Hosted Zone
- Amazon Route53 Resolver
- AWS Organizations
まとめ
何度も問題を反復して、AWSサービスの特徴を理解するようにしましょう。
AWS SAPは難しい資格だと思いますが、資格としてかなり評価されるので諦めず感がりましょう。
- 動画教材or参考書で基礎知識を学ぶ
- 『Tech Stock』を8-9割程度取れるまで学習する
- 『AWS Black Belt』で重要なところを学習する