こんにちは、インフラエンジニアのれおです。
- AWS SAA試験の概要について知りたい
- AWS SAAの勉強方法を知りたい
このような悩みを解決していきます。
私は、AWS実務未経験から1ヶ月の勉強期間でAWS SAAに合格しました。
その経験をもとに、効率の良い勉強方法を分かりやすく解説していきます。
AWS SAAとは
AWS SAA(ソリューションアーキテクト)は、AWSが定める認定資格です。
SAAでは、幅広いAWSサービスをコストろパフォーマンスが最適化されたソリューションを設計する上での知識を示す資格です。
アソシエイト資格の1つで、AWS資格の中で最も知名度のある資格なので取得する転職活動や昇進へのアピールに利用できるでしょう。
適切な勉強方法で学習することで、AWS未経験でも合格可能な資格です。
焦らずじっくり勉強して合格を目指しましょう。
AWS資格のメリットは、『AWS資格は意味ない?AWS資格のメリットとは?』の記事が参考になります。
AWS SAAの試験概要
試験時間 | 130分 |
試験場所 | テストセンターor自宅受験 |
受験料 | 15,000円(税別) |
問題数 | 65問 |
合格点 | 720/1000 |
個人差はあると思いますが、私は20分程度試験時間が余ったので試験時間はあまり気にする必要はないかと思います。
試験の申し込み方法としては、『AWS Certification』から「受験スケジュールを立てる」→「サインイン」→「試験の登録」で手順に沿って申し込みできます。
AWS SAAの試験範囲
- セキュアなアーキテクチャの設計:30%
- 弾力性に優れたアーキテクチャ設計:26%
- 高性能アーキテクチャの設計:24%
- コストを最適化したアーキテクチャの設計:20%
AWS SAAの難易度
全てのAWS認定資格において、合格率は公表されていません。
ただ、AWSの資格のなかでも比較的難易度が低い資格であることから、高い合格率(50%程度)を誇ると言われています。
未経験でAWS転職をしたい方は、最低限持っておきたい資格です。
AWS SAAの合格ポイント
- ハンズオンで学習する
- 長い文章を読むことに慣れる
- 図解で理解する
ハンズオンで学習する
AWSの経験が少ない人は特に、実際に手を動かしながら学習することをおすすめします。
手を動かすと定着しやすく、書籍で読むよりも仕組みがイメージしやすくなります。
そのため、後述する動画教材や参考書などを利用して、AWSのサービスを実際に利用することが大切です。
AWSは、サービスの上限はありますが、12ヶ月間は無料で利用することができます。勉強のためいろいろ触ってみましょう。
ハンズオン形式で学習することで、実務や他のAWS資格にも、必ず役に立つスキルが得られます。
資格取得だけでなく、その先も見据えた学習を行いましょう。
長い文章を読むことに慣れる
SAAの問題文は、文章が長く直感的に答えられる問題が少ないです。
長い文章を読む習慣がない人は特に、練習問題をできるだけこなして慣れることが重要です。
また、テスト時間長く集中力切れてくるので、テスト中は休憩をはさみながら解くのがおすすめです。
実務においてもAWS環境を構築・運用する際に、ドキュメントを読むスキルは重要です。
正確にかつ効率的に内容を理解する癖を付けておくと、技術力向上にも非常に役に立ちます。
図解で理解する
複雑なアーキテクチャの相互関係を理解するために、図解することがおすすめです。
視覚的に理解しやすく、全体像をつかみやすくなります。
そのため、問題を解くときも時間はかかりますが、できるだけ図解をして理解することを優先にしましょう。
問題に慣れてくると頭の中で、構成図をイメージできるようになると思います。
図解が多く含まれている学習教材を選びましょう。
AWS SAA勉強方法
- 動画教材or参考書で基礎知識を学ぶ
- Cloud Licenseで8-9割を目指す
勉強方法としては、シンプルで参考書を読んで問題集を解くという方法です。
未経験であれば動画のハンズオン形式で手を動かして勉強することがおすすめです。
①動画教材or参考書で基礎知識を学ぶ
動画教材:『ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得』
ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得- 実務に役立つハンズオン形式
- AWSとインフラの基礎概念を学べる
- 重要サービスの設計や機能について学べる
AWSとインフラの基礎概念をハンズオン形式で学ぶことができます。
AWSを初めて学ぶ方はまず、こちらの講座を受講することがおすすめです。
セール中にUdemyを購入することでかなりお得に購入できます。
実際に私も本講座を受講しましたが、資格取得する方はもちろん。
AWSを実務で利用したい方にもおすすめです。
参考書:『AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版』
- AWS初心者でも分かりやすい
- AWSサービスを図解で分かりやすく解説している
- 練習問題を解くことでアウトプットできる
AWS SAAの参考書としては、これしかない王道の一冊です。
本書は、「AWS SAA」向けの試験対策教科書となっており、試験範囲を分かりやすく丁寧に解説されています。
AWS経験者はいきなり問題集にこなすのも良いと思いますが、AWS初心者であればまずは本書に取り組みましょう。
②Cloud Licenseで8-9割を目指す
- 複数資格を取得したい人には、コスパが良い
- 解説が図解されていて分かりやすい
- 豊富な問題量(SAAだけで1100問以上)
- 問題が最新のものに更新される
AWS試験において最もおすすめな問題集が『Cloud License|AWS WEB問題集で学習しよう』というWEB問題集です。
Cloud Licenseの合格体験記が非常に参考になるので、参考にしてみてください。
料金表は下記の通りになります。
ベーシク | プロフェッショナル | |
料金 | 4,480円(税抜) | 5,480円(税抜) |
科目数(AWS) | 4科目 | 11科目 |
科目数(GCP) | 2科目 | 3科目 |
総問題数 | 3000問以上 | 5,000問以上 |
購買期間 | 90日間 | 90日間 |
CLF(基礎コース) | ◯ | ◯ |
SAA(アソシエイト) | ◯ | ◯ |
SOA(アソシエイト) | ◯ | ◯ |
DVA(アソシエイト) | ◯ | ◯ |
SAP(プロフェッショナル) | × | ◯ |
DOP(プロフェッショナル) | × | ◯ |
ネットワーキング(専門知識) | × | ◯ |
セキュリティ(専門知識) | × | ◯ |
データアナリティクス(専門知識) | × | ◯ |
機械学習(専門知識) | × | ◯ |
データベース(専門知識) | × | ◯ |
Cloud Licenseの使い方
Cloud Licenseは下記のようなStepで取り組みましょう。
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STEP1理解しながら問題集を1周する図解して理解しましょう
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STEP22周目は#60以降から解き始めるより本番試験の問題に近い、#60以降から解きましょう。
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STEP33周目以降は、#60以降を8-9割の正答率にする#60以降の正答率が8-9割になれば、本番試験を受験しましょう。
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STEP4不安であれば、後述するUdemyの問題集に取り組む後述するUdemyの問題集で最終確認。
学習履歴の保存方法
Cloud Licenseは1問ごとに解説が表示されます。
1度解いた問題を学習記録として保存し、閲覧する方法が少し特殊だったので解説します。
問題を解き終わると、下記のような画面になります。
選択肢のどれかを選択してください。
学習履歴の閲覧方法
①「会員メニュー」を押下
②「SAA」を押下
③「再挑戦」を押下すると、間違った問題だけを挑戦することができます。
使い方に慣れれば、学習履歴を非常に細かく保存できます。
苦手範囲を作らないように、間違った問題は再度解き直すようにしましょう。
Udemyの問題集で最終確認
- 390問の豊富な問題集
- 最新サービスまで網羅している
- 図解があり解説が分かりやすい
- 本番の問題よりやや難しい
過去に本番試験で出題された問題、頻出される基本問題があり、本番試験を想定した質の良い問題集です。
『Cloud License』の問題集プラスαの感覚で取り組みましょう。
標準レベルの模擬試験と高難易度の模擬試験が存在します。
時間のない方は、標準レベルの模擬試験のみ取り組みましょう。
まとめ
何度も問題を反復して、AWSサービスの特徴を理解するようにしましょう。
- 動画教材or参考書で基礎知識を学ぶ
- 『Tech Stock』を8-9割程度取れるまで学習する